今回は、ベンチャーウイスキーのイチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー クラシカルエディションをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
リンゴやハチミツ、チョコレートのような甘みとプラムのような酸味が特徴
オススメの飲み方はストレートとロック
ホワイトラベルとは全くの別物で、古典的なブレンデッドスコッチのようなウイスキー
〈基本情報〉
商品名:イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー クラシカルエディション
生産地:日本
種別:ブレンデッド
度数:48%
価格:7,700円くらい
〈概要&テイスティング〉
イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー クラシカルエディションは、ベンチャーウイスキーより販売されているブレンデッドウイスキーです
ベンチャーウイスキーは埼玉県秩父市のウイスキーメーカーさんで、クラフトウイスキーブームの火付け役として有名ですね
創業者である肥土伊知郎さんの名前を冠したイチローズモルトは、数々の世界的なコンテストで賞を受賞しており、国内のみならず海外でも非常に人気の高い銘柄となっています
今回ご紹介するのはそんなベンチャーウイスキーさんより販売されている定番品ブレンデッドウイスキーの1つ、イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキー クラシカルエディションです
イチローズモルト&グレーン ワールドブレンデッドウイスキーの定番品にはホワイトラベル(通称)、クラシカルエディション、リミテッドエディションの3種類があります
最も安価なのがホワイトラベル、最も高価なのがリミテッドエディションということで、クラシカルエディションは価格的にはミドルグレードの商品となっています
ただ、だからといってホワイトラベルとリミテッドエディションの中間的な銘柄というわけではなく、名前の通り古き良きブレンデッドウイスキーの味わいを目指した商品となっているのだそうです
リミテッドエディションはホワイトラベルの上位グレード品となっていますので、クラシカルエディションのみ方向性が異なるようですね
なお、古き良きブレンデッドウイスキーとはグレーンウイスキーよりもモルトウイスキーの配合比率が高く、力強い味わいのものを指しているみたいです
中身は世界五大ウイスキー(スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズ)を使用したワールドブレンデッドで、比率は不明ながら希少な秩父の原酒も使われています
イチローズモルトはロット毎に味が変わることでも知られているため、本レビューで取り上げたボトルとみなさまがお召しになるクラシカルエディションの味は少し異なるかも知れませんが、ご参考にして頂けますと幸いです( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉オススメ!
香り:
アーモンド、ミルクチョコレート、ハチミツ、プラム、熟したリンゴ、ウエハース
味:
熟したリンゴ、ハチミツ、プラム、ミルクチョコレート、カスタードクリーム、バニラウエハース、わずかに硫黄、スパイス、ほのかにスモーク
ミディアムボディで、余韻は熟したリンゴのような甘みとチョコレートのようなコク、スパイシーさが続く
力強く濃厚な味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
熟したリンゴやハチミツ、ミルクチョコレートのような甘みに加え、プラムのような甘酸っぱさやウエハースのような穀物フレーバーも感じられます
余韻でわずかに硫黄っぽさも感じますが、不快なレベルではありません
まさに古典的なブレンデッドスコッチのようなパンチのある味わいで、ホワイトラベルとは全くの別物ですね
ホワイトラベルはバーボンやカナディアンウイスキーのニュアンスが強く、さらっとした口当たりと味わいのウイスキーでしたからね
複雑さもあり、アルコール度数も高めで飲みごたえバッチリなブレンデッドでした
〈ロック〉オススメ!
ミルクチョコレート、プラム、焼きリンゴ、バニラウエハース、ほのかにカカオ
ストレートよりも甘酸っぱさとフルーティさが強調されます( ´ ▽ ` )
プラムのような酸味がより顕著に感じられるようになり、焼きリンゴのような優しい甘みも出てきますね
加水によるのびも良く、ストレートとはまた一味違った香味を楽しむことができるため、ストレートと同様にロックもオススメです
〈ハイボール〉
プラム、ほのかにミルクチョコレート、リンゴ、こげた麦
やや酸味が強めのフルーティなハイボールです( ´ ▽ ` )
プラムやリンゴのようなフレーバーに加え、ミルクチョコレートのようなクリーミィさ、こげた麦のような酸味も感じられます
しっかりとした味わいであるため、食中酒というよりは食後酒向きのハイボールですね
〈総評〉
説明書き通りモルト比率が高めで、力強く濃厚な味わいのブレンデッドでした( ´ ▽ ` )
全体通して結構甘酸っぱさが目立っていましたね
秩父原酒由来と思われる熟したリンゴやハチミツようなフレーバーもありましたが、そこまで強くはなかったかな
そして、このクラシカルエディションもワールドブレンデッドということでホワイトラベルと同様にバーボンやカナディアンウイスキーも入っているはずなのですが、それらのフレーバーはほとんど(まったく?)感じられませんでした
本当にちょっと良いブレンデッドスコッチといった趣の銘柄で、ホワイトラベルとは別系統の構成となっています
ですので、ホワイトラベルの上位品と思って飲むと面食らうかもしれませんね
さて価格と味のバランスについてですが、これは個人的には少し割高かなと感じてしまいました
確かにおいしくて満足度の高い構成なのですが、それでも7,700円の価値があるかと言われると正直微妙かなと、、、
ただ最近はウイスキー、特にジャパニーズの値段が高騰しまくっているので、もはや何が適正なのかわからなくなりつつあります
ですので、一度バーなどで試してみて気に入ったらボトル買いするというのも良いのではないかと思いました( ´ ▽ ` )