アイリッシュ

ブッシュミルズ 12年【レビュー】

今回は、アイリッシュシングルモルトのブッシュミルズ12年をご紹介します!

ストレート・ロック・ハイボール・バニラアイスかけで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪

〈このウイスキーを3行で!〉

ブラウンシュガーや焼きリンゴのような濃厚な味わいが特徴

オススメの飲み方はストレート

アイリッシュウイスキーの中で3番目に売れている銘柄

〈基本情報〉

商品名:ブッシュミルズ12年

生産地:アイルランド

種別:シングルモルト

度数:40%

価格:5,000円くらい

〈概要&テイスティング〉

ブッシュミルズは、北アイルランドのブッシュミルズ蒸溜所で製造されているシングルモルトウイスキーです

なお、同蒸溜所で製造されているブレンデッドウイスキーもブッシュミルズなので、少し紛らわしいですね

ブッシュミルズ蒸溜所の創業は1608年で、イングランド国王ジェームズ1世から免許を賜った世界最古の蒸溜所と言われています

ただし、当時ブッシュミルズという名前の蒸溜所が存在したという記録は無いそうで、厳密には「世界最古の蒸留免許を賜った土地にある蒸溜所」ということになるのだとか

微妙に言葉のトリックが( ´ ▽ ` )

アイリッシュウイスキー伝統のノンピート麦芽(煙くない原料)使用、3回蒸留で製造されるモルトウイスキーは心地よい甘みとまろやかさが特徴とのことです

(スコッチの大部分はピーテッド麦芽(煙い原料)使用、2回蒸留で製造されます)

現在アイリッシュウイスキーの中では、ジェムソンタラモアデューについで3番目に売れている銘柄です

なお、ブッシュミルズとは北アイルランドのアントリウム州にある村の名称に由来しています

そして、今回ご紹介するブッシュミルズ12はバーボン樽とシェリー樽で熟成した原酒をブレンドした後に、さらにマンサラワイン樽で後熟した濃厚な味わいが特徴なんだそうです

マンサラワイン:
イタリアの酒精強化ワイン、シェリー酒と同系統のお酒

〈ストレート〉オススメ!

ブッシュミルズ12年

香り:
ブラウンシュガー、焼きリンゴ、クランベリー、ほのかにカカオ、スパイス

味:
カカオ、ブラウンシュガー、ブドウ、クランベリー、焼きリンゴ、硫黄、スパイス
フルボディで、余韻はベリー系の甘酸っぱさとスパイシーさが続く

フルーティでリッチな味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )

ブラウンシュガーやベリー、カカオなどシェリー樽やマンサラワイン樽の影響がしっかりと感じられますね

ただ、硫黄フレーバーもそれなりにあるため、人によっては不快に感じてしまうかもしれません

濃厚な味わいですが、3回蒸留で酒質自体は軽いため、どっしりし過ぎずうまくバランスが取れている印象です

〈ロック〉

ブッシュミルズ12年

ブラウンシュガー、カカオ、アプリコット、レーズン、硫黄

ストレートよりもビターで、やや硫黄感も強調されます

甘みが結構抑えられるため、ドライなウイスキーがお好きな方はロックが合うかもしれませんね

ただし、硫黄フレーバーが感じやすくなってしまうため、硫黄に不快感を覚える方は避けた方が良さそうです

私は甘党なのでストレートの方が好みですね

〈ハイボール〉

ブッシュミルズ12年

アプリコット、ハチミツ、バニラ、乾いた木材

フルーティでスッキリとした味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )

ちょっと炭酸負けしているのか、他のウイスキーで作ったハイボールに比べるとフレーバーは薄めですね

元々3回蒸留で軽めの酒質だからかな( ´ ▽ ` )

加水で硫黄が悪目立ちするかと思いきや、意外なことにほとんど気になりません

少し甘めなので、食後にゆっくり楽しむのが良さそうです

〈バニラアイス〉

ブッシュミルズ12年バニラアイス

強めに樽由来の苦味、硫黄、わずかにリンゴとナッツ

んー、結構苦くて硫黄が、、、あまりオススメしませんね( ´ ▽ ` )

〈総評〉

フルーティでデザートのように甘いウイスキーでした( ´ ▽ ` )

バーボン樽主体のブッシュミルズ10年などと比べればだいぶ甘いので、シェリー樽やマンサラワイン樽がしっかり効いているのだと思います

味が濃厚なので少し飲み疲れも懸念されますが、デザート代わりにちびちび飲む分には問題ないかなと

あとはややしっかり目の硫黄フレーバーも人によっては不快に感じる点だと思いますので、気になる方は可能であれば購入前に試飲されることをオススメいたします( ´ ▽ ` )