今回は、ハイランドモルトのディーンストン12年をレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
濃厚なクリームやみかんのような甘みが特徴
オススメの飲み方は、ストレート
かなり甘みが強いため、好き嫌いが分かれそうな銘柄
〈基本情報〉
商品名:ディーンストン12年
生産地:スコットランド(ハイランド)
種別:シングルモルト
度数:46.3%
価格:5,000円くらい
〈概要&テイスティング〉
ディーンストン蒸溜所は、スコットランドのハイランドに位置しています
創業は1965年で、スコットランドの中では比較的新しい蒸溜所となっています
ただ、建物自体は1785年に建造された紡績工場を改造して再利用しており、しかもその紡績工場が歴史的価値があるものとのことで、多くの観光客が訪れるのだそうです
産業革命の父と言われたリチャード・アークライトさんが設計されたそうですよ、その紡績工場
残念ながら歴史があまり得意ではないので、ちょっとピンと来ませんが( ´ ▽ ` )
なお、ディーンストンの意味については、調べましたが良くわかりませんでした
どうも紡績工場があった場所の地名に由来しているようなのですが、詳細はわからず
そして、今回ご紹介するディーンストン12年は、ノンピート麦芽(煙くない原料)を用いているため、スモーキーフレーバーは一切なく
原酒はすべてバーボン樽で熟成し、無濾過で瓶詰めしているとのことで、フレッシュでメローな味わいが特徴なのだそうです
〈ストレート〉オススメ!
香り:
バニラ、オレンジ、ミルク、クリーム、シナモン
味:
バニラ、クリーム、みかん、紅茶、樽由来のほろ苦さと渋み、スパイス、軽くアルコール由来のピリピリ感
重めのミディアムボディで、余韻はクリームとみかんの甘みが続きます
濃厚なクリームやみかんのような甘みが口いっぱいに拡がります( ´ ▽ ` )
これは甘い、激甘ですね
また、原酒をすべてバーボン樽で熟成しているからか、樽感もかなり強いです
流石にジャパニーズウイスキーの12年ものほどではありませんが、スコッチの12年ものの中では最強レベル、濃厚な木材のエキスが出ております
※通常、温暖な日本では樽のエキスが出やすく、寒冷なスコットランドでは樽のエキスが出にくくなっています
少量飲む分にはとてもおいしいのですが、ねっとりとした甘みと木材のフレーバーが口に残りますので、だんだん飲み疲れてきます
ストレートで飲む際は、少量をじっくり飲むのが良さそうです( ´ ▽ ` )
〈ロック〉
みかんの缶詰、バニラ、クリーム、紅茶
ストレートよりも、みかんのようなフルーティな甘みが強調されます
その分、クリーミィさは抑え気味に
そして、相変わらずとても甘いです、激甘です
ロックもストレート同様、少量を楽しむのが良いですね、結構疲れます飲むの
〈ハイボール〉
ホワイトチョコレート、ミルクキャンディ、オレンジピール、木材の風味
濃いめのミルク風味と柑橘系フルーツの甘酸っぱさが主体の味わいです( ´ ▽ ` )
もうどうやっても甘い、ハイボールにしても甘いです
正直食事には合いません、甘さが料理の邪魔をしてしまいます
合わせるならホワイトチョコレートやナッツが良いですね
〈総評〉
どう足掻いても激甘なウイスキーでした( ´ ▽ ` )
一口目は最高においしいのですが、二口目以降はちょっと飲み疲れてしまいますね
ですので、デイリーで飲むというよりは、ときどき食後のデザートとして、ハーフショットくらい飲むのが良さそうです
いままではレッドブレストが一番クリーミィなウイスキーだと思っていましたが、ディーンストンの方がミルクが濃いですね
もはや練乳かってくらいミルキィ&クリーミィ
ですので、超甘党だという方にはオススメですが、それ以外の方は買う前に一度試飲してみることをオススメします
おそらく人によっては1本飲み切るのきついと思います、ハイボールですら甘いので