今回は、福島県南酒販の963 セレクトリザーブ 1st エディションをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
ブドウや熟した青リンゴ、濃厚なハチミツのような味わいが特徴
オススメの飲み方は、ストレート
963ハイクラスシリーズの第一弾
〈基本情報〉
商品名:963 セレクトリザーブ 1st エディション
生産地:日本
種別:ブレンデッドモルト
度数:46%
価格:19,800円くらい
〈概要&テイスティング〉
963は、福島県南酒販より販売されているオリジナルブランドのウイスキーです
福島県南酒販は、1954年設立の酒類をはじめとした食料品を取り扱う商社さんで、様々な自社ブランド品の開発も行われています
963も、そういった自社ブランド品のひとつで、製造はチェリーウイスキーや山桜、シングルモルト安積などで有名な笹の川酒造さんが担当されています
現在は、AXISやBONDS、スムース&ピーティやリッチ&スウィートなどが定番品としてラインナップされていますが、今回ご紹介するのはハイクラスシリーズの限定品です
963 セレクトリザーブ 1st エディションは、フレンチオークの赤ワイン樽熟成原酒を主体にバーボン樽長期熟成原酒をブレンドしているとのこと
笹の川酒造さんは2016年にウイスキーの蒸留を再開されたばかりであり、自社蒸留の長期熟成原酒はお持ちではないはずですので、基本的にはすべて輸入原酒で構成されているものと考えられます
700本限定販売とのことで、かなり出荷数も少ないようなのですが、今回は運良く入手することが出来ました
わたし、日頃の行い良くないのに、不思議( ´ ▽ ` )
なお、ブランド名の963は、福島県郡山市の郵便番号に由来しています
〒963-XXXX みたいな感じですね
〈ストレート〉オススメ!
香り:
ブドウ、軽くストロベリー、熟したリンゴ、ハチミツ、ほのかにカカオとシナモン、麦
味:
ブドウ果汁、熟した青リンゴ、濃厚なハチミツ、わずかにカカオとトロピカルフルーツ、ピリッとしたスパイス
ライト〜ミディアムボディ、余韻はブドウやハチミツのような甘みと軽いスパイシーさが長く続く
非常に華やかで、濃厚な味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
これはおいしいですね、とても気に入りました
味わいは、ブドウや熟した青リンゴのようなフルーティさ、濃厚なハチミツを思わせる甘みをが主体ですね
余韻で赤ワイン樽熟成原酒由来と思われるカカオのようなコクやスパイシーな風味も加わります
香り立ちも非常に良いです
グラスに注いだ瞬間から、ふわっと甘く華やかな香りが広がります
また、前述の通り、濃厚な味わいではありますが、口当たり自体は軽くまろやかであるため、飲み疲れることもなくあっという間に飲めてしまいます
しっかりとした熟成感もあり、なかなかにハイクオリティなウイスキーでした
〈ロック〉
ブドウ果汁、軽く熟した青リンゴ、濃厚なハチミツ、少しザラザラとしたカカオ感
ストレートと比較して、ブドウのような甘みがかなり強調され、スパイシーさは抑えめとなります
やや味の複雑さは損なわれますが、加水による伸びも良いため、ストレート同様おいしく頂くことが可能です
ただ、冷えることで、このウイスキーの長所である香り立ち良さはなくなってしまうため、わたしとしてはストレートの方がオススメですね
〈ハイボール〉
タンニンの強い渋み、青リンゴ、ほのかにブドウ、バニラ、ハチミツ
かなり渋みの強いハイボールです( ´ ▽ ` )
赤ワイン樽を中心に長期熟成原酒が使用されているため、炭酸で渋み成分が強調されてしまったかたちですね
ストレートかロックでお召しになることをオススメします
〈総評〉
流石はハイクラスの商品、とても満足度の高いウイスキーでした( ´ ▽ ` )
全体的にバランスが良く、華やかで濃厚な味わいでありながら飲み疲れない軽さも併せ持っているという、ブレンダーさんの技が光る逸品です
独特の風味があり、好き嫌いが分かれそうな赤ワイン樽熟成原酒も、バーボン樽熟成原酒と見事に調和しており、嫌味な部分も全く見当たりませんでした
約2万円となかなか高価格な商品ではありましたが、個人的には十分価格に見合うクオリティであったなと
今回は1stエディションということで、2ndエディションもぜひ購入したいですね
、、、日頃の行いがよくないので、次こそ買えない気がしなくもないですが( ´ ▽ ` )