今回は、ガイアフローのシングルモルト静岡ユナイテッドS 初版をレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
クリーミィな甘みと杉のような独特の風味が特徴
オススメの飲み方はロック
クセはなくマイルドだが、個性的で好き嫌いが分かれそうなシングルモルト
〈基本情報〉
商品名:シングルモルト静岡ユナイテッドS 初版
生産地:日本
種別:シングルモルト
度数:50%
価格:9,845円くらい
〈概要&テイスティング〉
静岡は、ガイアフロー静岡蒸溜所で製造されているシングルモルトウイスキーです
ガイアフローの創業は2012年
最初はボトラーズウイスキー等のインポーターとして事業を開始され、2016年にガイアフロー静岡蒸溜所を開設、ウイスキーの製造に着手されました
ガイアフロー静岡蒸溜所には、閉鎖された軽井沢蒸溜所より導入された蒸留機Kと、世界で唯一の薪直火蒸留機Wが設置されており、さまざまなモルト原酒の作り分けが可能となっています
これまで蒸留機Kで蒸留されたモルト原酒のみを用いたプロローグKや、同じく蒸留機Wで蒸留されたモルト原酒のみを用いたプロローグWなどがリリースされてきました
また、蒸留機Kで蒸留されたモルト原酒と蒸留機Wで蒸留されたモルト原酒をブレンドしたコンタクトSというシングルモルトもリリース
今回ご紹介するユナイテッドS 初版は、そのコンタクトSの後継品にして、今後静岡蒸溜所の主力となる製品とのことです
銘柄名の「ユナイテッド」は蒸留機Kと蒸留機Wの原酒が調和し融合していることを意味し、「S」は静岡、スピリッツ、シングルモルト、スフィアなどの頭文字となっているそうです
そして、スフィアはスムースでバランスのとれた味わいを表しているそうで、色々な意味や思いがこめられた銘柄名になっているみたいですね
これまで静岡蒸溜所のシングルモルトはいくつか試したことがありますが、まだまだ荒削りで成長途中な印象を抱くものが多かったように思います
今後静岡蒸溜所の主力となる予定のユナイテッドSはどうでしょうね?( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉
香り:
バニラクリーム、青いバナナ、杉、ハチミツ、穀物
味:
バニラクリーム、バナナ、薄いハチミツ、杉、スパイス、ほのかにクラッカー
ミディアムボディで、余韻はクリーミィな甘みと杉のような清涼感が続く
クリーミィで柔らかい味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
バニラやバナナのようなクリーミィな甘みが主体で、杉のような独特の風味・清涼感もありますね
また、ほのかにクラッカーのような香ばしさも感じられます
アルコール度数は50%と高めですが、刺激はあまり感じずマイルドな口当たりです
ジャパニーズウイスキーの中でもかなり個性的な味わいですが、変なクセはないので飲みにくくはありません
未熟成感はなく完成度も高めですが、万人受けとは少し違うような独特のテイストですので、好き嫌いは分かれるかもしれませんね( ´ ▽ ` )
〈ロック〉オススメ!
ハチミツ、バニラ、バナナ、杉、ほのかにシナモンなどのスパイス
ストレートよりもハチミツのような甘みが強調されます( ´ ▽ ` )
逆にクリームのような風味はやや抑えられる印象ですね
かなり甘口に変化しますが、後半はスッキリしており、しつこさは感じさせません
甘口ウイスキーがお好きな方にはオススメです( ´ ▽ ` )
〈ハイボール〉
杉、オレンジ、バニラ
杉のような木材感のある、独特な味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )
これは好き嫌いがかなり分かれそうなテイストですね
まず独特な木材の風味が口内に広がり、その後オレンジやバニラのようなフレーバーが感じられるようになります
あまり食事には合わないので、飲むなら単独でじっくりが良さそうです
〈総評〉
かなり個性的な味わいで、マイルドながら好き嫌いが分かれそうなウイスキーでした( ´ ▽ ` )
好きな人はハマる香味だとは思うのですが、わたしはあまり口に合わなかったかな、ごめんなさい
個人的にはガイアフローのウイスキーならブレンデッドMの方が好きでしたね
あちらは静岡蒸溜所モルト原酒の個性を残しつつ、輸入モルトとグレーンで整えられているので、シングルモルト静岡よりも万人受けで飲みやすい構成となっているように思います
何より価格もシングルモルト静岡の半額以下ですからね、ブレンデッドM
ですので家飲みはブレンデッドM、シングルモルト静岡はバーでたまに飲む、みたいな感じが良いかなと個人的には思いました