初回はこちら、ニッカウヰスキーのスーパーニッカをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボール・バニラアイスかけで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
バニラやハチミツのような柔らかい甘みとスムースな口当たりが特徴
オススメの飲み方はストレートとハイボール
マッサンが亡くなった奥さんを追悼するために作った逸品
〈基本情報〉
商品名:スーパーニッカ
生産地:日本
種別:ブレンデッド
度数:43%
価格:2,000円前後
〈概要&テイスティング〉
スーパーニッカは1962年より販売されているニッカのブレンデッドウイスキーです
この銘柄は、ニッカの創業者が亡き妻へ捧げた特別なウイスキーとしても有名ですね
ニッカウヰスキーの創業者にして日本のウイスキーの父と言われている竹鶴政孝さん(以下マッサン)
その奥さんである竹鶴リタさんが、1961年お亡くなりになりました
リタさんが亡くなった後、マッサンはお葬式にも出席せず部屋にこもってずっと泣かれていたのだそうです
いつも大抵のことには動じないマッサンが
「おばあちゃんが死んじゃった、おばあちゃんが死んじゃった」
と泣きながら狼狽していた姿は衝撃的だった、とお孫さんが語っています
その後、なんとか再起しリタさんへ捧げるウイスキーを息子の竹鶴威さんと共に開発することになります
そうして完成したのが、今回ご紹介するスーパーニッカでした
「ウイスキーが熟成するためには何年もかかる
大きくなった娘を嫁にやるのと一緒だから、立派な衣装を」
ということでボトルにもこだわり、発売当時はカガミクリスタルのセミクリスタル製手吹きボトルを使用していました
ボトルデザインを決めるためにマッサンがカガミクリスタルに出向いた際、一目であのボトルを気に入り
「これに決めた、これが良い!」
と言って胸に抱えたボトルを離さなかったという逸話も残っています
スーパーニッカはマッサンの愛が詰まったウイスキーなんですね( ´ ▽ ` )
なお、2009年にリニューアルされた際ブレンドが変更されたため、現在販売されているスーパーニッカはマッサンのレシピとは違うものとなっています
マッサンのレシピは無骨で玄人向け、現在のレシピはマイルドで万人向けといった感じです
わたしは、どちらのレシピも好きですけどね( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉オススメ!
香り:
ハチミツ、ジンジャー、バニラクリーム、麦チョコ、プラム、わずかにスモーキーフレーバー
味:
麦チョコ、プラム、バニラウエハース、ハチミツ、ジンジャー、スパイス、ほんのりスモーク
ミディアムボディで、余韻はプラムのような酸味とスパイシーさが続く
マイルドで少し甘酸っぱい、飲みやすいブレンデッドウイスキーです( ´ ▽ ` )
バニラやハチミツのような甘みが主体で、そこに麦チョコのような穀物感やプラムのような酸味が加わっています
わずかにスモーキーフレーバーもありますが、後味でほんのり感じる程度です
ですので、ウイスキー特有の煙たさが苦手な方でも問題なく飲めると思います
〈ロック〉
麦チョコ、バニラクリーム、ハチミツ、プラム、ほんのりスモーク
ストレートより、クリーミィさとスモーキーフレーバーが強調されます
ウイスキーの一般的な飲み方が水割りだった時代に開発されたウイスキーなので、薄めても崩れませんね
ただ味にそこまで大きな変化が見られないので、わたしとしてはよりウイスキーの香りが楽しめるストレートの方ががオススメです
また、スモーキーフレーバーが苦手な方もストレートの方が良いですよ
ロックですと少しスモーキーフレーバーが強めにでますので
〈ハイボール〉オススメ!
麦チョコ、バニラ、ハチミツ、わずかに青リンゴ、ほんのりスモーク
少し青リンゴのようなフルーティさが出てきますね
ほんのり甘くフルーティで、軽くスモーキーなハイボールです( ´ ▽ ` )
全体的にバランスが良く、マイルドで飲みやすい味わいとなっています
クセがないため食中酒にも向いており、料理やおつまみの種類を選ばず合わせることができます
この辺は、流石水割り前提のウイスキーですね( ´ ▽ ` )
〈バニラアイス〉
バニラ on バニラ+蜂蜜で不味いわけがない( ´ ▽ ` )
ナイスデザートって感じですね
〈総評〉
甘口でマイルド、クセがなく飲みやすいウイスキーでした( ´ ▽ ` )
同価格帯のスコッチと比べても甘みが強めなので、まさに日本人向けの味わいです
スコッチも2,000円台のものは、スーパーニッカ同様バランスが良く飲みやすいのですが、どちらかと言えばドライな味わいのものが多いですからね
他にも日本人が苦手とすることの多いスモーキーフレーバーも抑えめですし、ストレートからハイボールまで様々な飲み方でもおいしく頂けるということで、初心者さんにもオススメの1本です( ´ ▽ ` )