今回は、ブレンデッドアイリッシュのジェムソンをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボール・バニラアイスかけで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
クリーミィでスパイシー、オイリーさも強くスコッチとは異なる個性を持つ
オススメの飲み方は、ハイボール
現在、アイリッシュウイスキーで最も売れている銘柄
〈基本情報〉
商品名:ジェムソン
生産地:アイルランド
種別:ブレンデッド
度数:40%
価格:2,300円くらい
〈概要&テイスティング〉
ジェムソンは、アイリッシュウイスキーの中で世界売上第一位のブレンデッドウイスキーです
創業者はスコットランド出身のジョン・ジェムソンさんで、彼の名前を冠した銘柄となっています
ジェムソンはブレンデッドウイスキーですが、スコッチのブレンデッドとは原酒の内訳が少し異なります
ブレンデッドスコッチ:
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、瓶詰め
ジェムソン:
ポットスチルウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、瓶詰め
ポットスチルウイスキーとは、アイリッシュ特有のウイスキーで、モルト(大麦麦芽)に加え、未発芽の大麦などを原料とし、単式蒸留機で製造されます
発芽していない大麦などを加えることで、モルトウイスキーよりもオイリーでスパイシーな風味の原酒となるそうです
他にもスコッチのモルトウイスキーが基本的に単式蒸留器で2回蒸留を行っているに対し、ジェムソンのポットスチルウイスキーは単式蒸留器で3回蒸留を行っています
蒸留回数が多くなることで原酒のアルコール純度が上がるため、2回蒸留よりもすっきりとした味わいに仕上げることが出来るのだそうです
そのため、ジェムソンでは「3回蒸留で2倍スムース」というキャッチコピーを打ち出しています
2回蒸留よりスムースになることは間違いないのですが、2倍の根拠は、、、多分ない( ´ ▽ ` )
また、スコッチの多くがスモーキーであるのに対し、ジェムソンは全くスモーキーフレーバーがしないウイスキーとなっています
スモーキーフレーバーがなく、3回蒸留でスッキリした味わいであるため、初心者さん向けとして紹介されることも多いウイスキーです
〈ストレート〉
香り:
レーズン、クリーム、アーモンド、スパイス
味:
レーズン、クリーム、ほのかにドライアプリコット、麦チョコ、アーモンドの渋皮、スパイス、アルコール由来のピリピリ感
ライトボディ、余韻はクリームのような甘みとスパイシーさが続く
クリーミィでしっかりとした甘みがありながらも、軽くて飲みやすいウイスキーです( ´ ▽ ` )
やはりスコッチにはあまりないタイプの味わいですね、ポットスチルウイスキーが結構効いてる印象です
最初に少しレーズンのような甘みを感じた後、クリームとナッツのフレーバーが前面に出てきますね
熟成感はあまりありませんが、複雑さはそれなりにあり、ストレートでもある程度楽しめる味わいとなっています
〈ロック〉
クリーム、レーズン、軽く麦チョコの風味、シナモン、紅茶
ストレートよりも、さらにクリーミィな味わいに変化します( ´ ▽ ` )
コーヒーフレッシュを入れたのかな?ってくらいクリーミィです
クリームの甘みが主体で、後からレーズンや麦チョコのような軽い甘みが加わってきます
ケーキみたいな味わいでおいしいことにはおいしいのですが、クリームが支配的過ぎて単調なため、わたしはストレートの方がオススメです
〈ハイボール〉オススメ!
レーズン、クリーム、ほのかにナッツと樽の風味
少し甘酸っぱくて、クリーミィかつスムースなハイボールです( ´ ▽ ` )
元々ライトなウイスキーでしたが、ハイボールにすることでさらに軽くなり、水みたいにスイスイ飲めてしまいます
多少酸味が強めですが、クセがないため基本的にどんな料理やおつまみとも合わせることが可能です
さすが販売元も推している飲み方なだけあっておいしいです( ´ ▽ ` )
〈バニラアイス〉
アーモンド、クリーム、ドライフルーツ
元々ライトでスムースなウイスキーなので、あまり味変しませんね
〈総評〉
甘口スムースで、飲みやすいウイスキーでした( ´ ▽ ` )
さすがにストレートで飲むと若さが目立ちますが、それなりに複雑さもあり、この価格帯のウイスキーの中ではかなりおいしい1本です
スコッチにはない、アイリッシュ独自の個性がしっかりと出ているのも良いですね
クリーミィだったり、スパイシーだったりね( ´ ▽ ` )
一押しの飲み方はやはりハイボールで、これは常飲したいくらい飲みやすくておいしいです
価格もそこまで高くはありませんし、ストレートやロックでもそれなりに楽しめますので、気になった方は購入を検討されてみてはいかがでしょうか?