今回は、メルシャンの軽井沢12年をレビューします!
今は閉鎖されてしまった軽井沢蒸溜所で製造されていたウイスキー
出汁醤油のような独特の風味とブドウ果汁のフレッシュな甘みが特徴
BARで出会ったら是非飲んで頂きたい逸品(ただし高額の可能性高)
〈基本情報〉
商品名:軽井沢12年(阪神タイガースウイスキー)
生産地:日本
種別:ブレンデッドモルト(ピュアモルト)
度数:40%
〈概要&テイスティング〉
軽井沢12年は、すでに閉鎖されてしまったメルシャン所有の軽井沢蒸溜所で製造されていたピュアモルト(ブレンデッドモルト)ウイスキーです
2012年頃、メルシャンがキリンの傘下になり、事業再編が行われたタイミングで軽井沢蒸溜所は閉鎖となってしまいました
今でこそ評価も価格も鰻登りの軽井沢ですが、当時はウイスキーブーム到来前、キリンも御殿場蒸溜所をすでに所有していたため、閉鎖という判断も仕方なかったのかも知れませんね
現在、軽井沢蒸溜所の設備はガイアフロー静岡蒸溜所に買い取られ、モルトミル(麦芽を粉砕する装置)や蒸留器が稼働しています
ただ、ウイスキーは蒸留器のみならず、水、麦、酵母、樽、そして何より熟成環境が味に多大な影響を及ぼすため、残念ながら同じ味にはならないでしょうね
(もちろん、良いウイスキーが出来ることを期待はしてますよ( ´ ▽ ` ))
今回ご紹介するのは、2003年に阪神タイガースが優勝した際、記念に販売されたウイスキーです
(ラベルのどこにも軽井沢12年とは書いてませんが、中身は軽井沢12年です)
2,3年前に田舎の酒屋さんで遭遇し、我が家へお迎えしました( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉オススメ!
香り:
スモーキーフレーバー、出汁醤油、ブドウ果汁、紅茶、焦げた麦
味:
軽くスモーク、出汁、ブドウ果汁、少しトースト、
ボディはミディアムからライトでスムース、ブドウの甘みが長く口に残ります
独特の個性があり、とてもおいしいウイスキーです( ´ ▽ ` )
〈総評〉
独特の出汁醤油感がある、個性的でおいしいウイスキーでした( ´ ▽ ` )
シェリー樽メインの軽井沢とバーボン樽メインの御殿場でブレンデッドとか作ったら、きっと面白いウイスキーが出来たんじゃないかなーと思いますが、タラレバですね
今ではBARでも遭遇するのが難しくなってきてますが、見かけた際はぜひ
、、、といってもBAR飲み価格も割と洒落にならない感じになってそうですがね