サントリー

響 12年【レビュー】

今回は、サントリー響12年をレビューします!

〈このウイスキーを3行で!〉

すでに終売となってしまった響の12年物

梅酒樽熟成原酒を用いた甘酸っぱい味わいが特徴

ウイスキーブーム到来前の、レベルが高い原酒を用いた逸品

〈基本情報〉

商品名:響12年

生産地:日本

種別:ブレンデッド

度数:43%

価格:6,500円くらい(当時)

〈概要&テイスティング〉

サントリーを代表するブレンデッドウイスキーです

1989年(サントリー創立90周年)にサントリー2代目マスターブレンダーである佐治敬三さんによって開発されました

「響」というネーミングには、サントリーの企業理念である「人と自然と響き合う」という意味が込められているのだそうです

また、24面カットのボトルは1日を刻む24時間や24の節気を意味しているのだとか

24節気:四季をさらに6つに分けたもので、立春、夏至、秋分、冬至などがある

発売当初は年数表記がありませんでしたが、後に17年の記載が入り、その後21年30年12年もラインナップに追加されていきました

しかし、残念ながら12年および17年はウイスキーブームの煽りで原酒が枯渇し、休売・終売となってしまいました

現在はジャパニーズハーモニーブレンダーズチョイス21年30年の4種類が定番品として販売されています

(定番品の割には、全然お目にかかったことないですけどね( ´ ▽ ` ))

響12年は、響ブランド販売20周年の2009年に海外での普及も視野に入れて作成された意欲作だそうで、とても飲みやすくて大好きな銘柄でした

12年という表記ながら酒齢30年以上の原酒を使用していたり、梅酒の空き樽で熟成した原酒が使われていたりと、なるほど意欲作ですね( ´ ▽ ` )

〈ストレート〉オススメ!

香り:
甘酸っぱい梅酒のような香り、バニラ、乾いた木材、ほのかにスパイス

味:
バニラ、梅酒、一瞬熟したリンゴ、次第に乾いた木材の風味、わずかに白胡椒のような穏やかなスパイス

甘酸っぱさと乾いた木材の風味が主体で濃厚でありながらスムース

多層性と熟成感があり、非常にレベルの高いブレンデッドウイスキーです( ´ ▽ ` )

〈総評〉

やっぱり美味しいですね、響12年( ´ ▽ ` )

12年物のブレンデッドスコッチでこのレベルの味を出すのは難しいんじゃないかなと思います

まあ、お値段も12年物のブレンデッドスコッチの2~3倍しますけどね

最近、白州12年が数量限定ではありますが再販になったりしますので、いつか響12年17年も復活させて欲しいと心からそう思える逸品でした