今回は、本坊酒造のシングルモルト津貫 南さつまエディション(ふるさと納税返礼品)をレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
焚き火のようなスモーキーフレーバーとオレンジやハチミツのような甘みが特徴
オススメの飲み方は、ストレートとハイボール
2021年版はすでに在庫切れだが、2022年版も年末に出るかも?
〈基本情報〉
商品名:シングルモルト津貫 南さつまエディション
生産地:日本
種別:シングルモルト
度数:52%
価格:不明(ふるさと納税3万円の返礼品)
〈概要&テイスティング〉
津貫は、本坊酒造所有のマルス津貫蒸溜所で製造されているシングルモルトウイスキーです
マルス津貫蒸溜所の設立は2016年で、鹿児島県南さつま市加世田津貫に位置しています
元々津貫は本坊酒造発祥の地なのだそうです
そのため、マルス津貫蒸溜所には旧本坊邸寶常(ほうじょう)を改築したBARおよびSHOPが隣接しています
そして、本坊酒造さんはマルス津貫蒸溜所の他にもマルス信州蒸溜所を保有しており、さまざまなモルト原酒の作り分けが可能な国内でも数少ないメーカーの一つです
2022年1月現在、本坊酒造以外で複数のモルトウイスキー蒸溜所を保有している国内メーカーはサントリー、ニッカウヰスキー、ベンチャーウイスキー、木内酒造の4社だけですね
倉吉蒸溜所と京都蒸溜所は所有者が同じであるという話も聞いたことがありますが、詳細はよくわかりません
本坊酒造さんは、最初にウイスキー造りに適した理想の地として、標高が高く寒冷な自然環境であった駒ヶ岳山麓にマルス信州蒸溜所を開設されました
しかし、近年台湾やオーストラリアのウイスキーが脚光を浴び始めたことから、寒冷とは真逆の南国の地でもウイスキーを作ってみようと考え、マルス津貫蒸溜所を設立されたのだそうです
今回ご紹介するシングルモルト津貫 南さつまエディションは、南さつま市のふるさと納税返礼品で、残念ながら2021年版はすでに在庫切れの模様
ただ、2020年にもシングルモルト津貫 南さつま市リミテッドがふるさと納税返礼品になっていましたので、2022年も新バージョンのふるさと納税返礼品用津貫で出てくるかもしれませんね
〈ストレート〉オススメ!
香り:
樽香、オレンジ、ハチミツ、麦、焚き火のようなスモーキーフレーバー
味:
オレンジ、ハチミツ、ほのかに麦、焚き火のようなスモーク、アルコール由来のピリピリ感
ミディアムボディで、余韻はハチミツのような甘みとスモークが長く続く
暖かみのある味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
スモーキーでハチミツのような甘みが主体であることから、そう感じるのかもしれませんね
未熟成感はありませんが、複雑さもあまりなく、割とシンプルな香味です
ただ、短熟であることを考えれば十分なクオリティではないかなと
なお、日本のウイスキーとしては珍しくスモーキーフレーバーが強めなため、苦手な方は避けた方が良さそうです
〈ロック〉
オレンジ、ハチミツ、スパイス、ほのかにスモーク
ストレートよりも甘みが増して、スモーキーフレーバーは抑え目となります
また、スパイシーな風味も出てきますね
わたしはスモーキーなウイスキーが好きなのでストレートの方がオススメですが、逆の場合はロックの方がオススメです
ただ、やはりタールのような煙たさはあるので、苦手な方はそもそも飲まない方が良いかもしれませんね
〈ハイボール〉オススメ!
焚き火のようなスモーク、オレンジ、ハチミツ、バニラ
スモーキーでさっぱりした味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )
さわやかな柑橘系の甘みが主体ですが、けっこうはっきりスモーキーフレーバーが主張してくるため、好き嫌いはわかれそうですね
スモーキーなハイボールがお好きな方にはとてもオススメです
〈総評〉
短熟ながら未熟成感はなく、スモーキーでおいしいウイスキーでした( ´ ▽ ` )
けっこうしっかり焚き火というか、タールのようなスモーキーフレーバーがあるため、好き嫌いはわかれそうですが、はまる方はばっちりはまりそうなキャラクターです
日本のウイスキーでは、かなり珍しいタイプですね
マルス津貫蒸溜所の開設は2016年ですので、酒齢は最長でも5年程度だと思われますが、前述の通り未熟成感は覚えません
やはり鹿児島という温暖な環境で製造されているため、寒冷な環境よりもかなり早く熟成が進むんでしょうね
2022年も新バージョンのふるさと納税返礼品用津貫が出たら、ぜひ頼んでみたいと思います