今回は、キャンベルタウンモルトのグレンスコシア 10年をレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
乳製品のような風味やオレンジ、マンゴーのようなフルーティさが特徴
オススメの飲み方はストレート
個性的で面白い味わいではあるが、割高な感は否めない
〈基本情報〉
商品名:グレンスコシア 10年
生産地:スコットランド(キャンベルタウン)
種別:シングルモルト
度数:40%
価格:6,600円くらい
〈概要&テイスティング〉
グレンスコシアは、スコットランド(キャンベルタウン)のグレンスコシア蒸溜所で製造されているシングルモルトウイスキーです
グレンスコシア蒸溜所の創業は1832年ですが、1930年代以降何度か閉鎖と再開を繰り返しています
1度目の閉鎖時には当時のオーナーさんが身投げをし、今でもその方の亡霊が蒸溜所の中を徘徊されているのだそうで、、、悲しい( ´ ▽ ` )
近年操業を再開し、今回ご紹介する10年や以前ご紹介したキャンベルタウンハーバーなど、いくつかの定番品を販売しています
以前ご紹介したグレンスコシア キャンベルタウンハーバーは、値段の割に単調でドライな香味であり、個人的にはあまり好きなウイスキーではありませんでした
今回ご紹介するグレンスコシア10年もキャンベルタウンハーバーと同様にバーボン樽熟成原酒100%と構成が近いため、正直あまり好みではない可能性が高そうですが、どうでしょうね?
一応キャンベルタウンハーバーがスモーキーであったのに対し、10年は全くスモーキーな原料は使用していないといった違いもありますが、うーむ( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉オススメ!
香り:
チーズ、バター、ココナッツ、メンソール、オレンジ、マンゴー、スパイス
味:
ココナッツクリーム、バター、オレンジ、ほのかにマンゴーとチェダーチーズ、メンソール、白コショウ、かすかな塩味
ライトボディで、余韻はクリームのような甘みやメンソールのような清涼感、スパイシーさが続く
乳製品っぽいフレーバーが強めで、個性的な味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
クリームやバターのような風味に加え、あまり他のウイスキーでは感じたことのないチーズのようなフレーバーも拾うことができます
クリーミィな原酒にキャンベルタウンモルト特有の塩味が加わった結果、チーズっぽく認識してしまうんでしょうかね?
甘さは控えめでドライかつスパイシーですが、オレンジやわずかにマンゴーのようなフルーティさも感じられます
キャンベルタウンハーバーとは、甘さ控えめでスパイシーな部分は共通していますが、乳製品のようなフレーバーやわずかなトロピカル感など結構違う部分もあり、面白い香味のウイスキーでした
〈ロック〉
ココナッツクリーム、チーズ、オレンジ、ほのかにマンゴーとスパイス
ストレートよりもわずかにスパイシーさが抑えられますが、大きくはかわりませんね
相変わらず乳製品っぽさが全面に出ています
やや味のディテールがぼんやりしますので、基本的にはストレートの方がオススメです
〈ハイボール〉
ココナッツクリーム、かすかにチーズとマンゴー
乳製品っぽさが強く、独特な味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )
クリームやチーズの風味がする炭酸水みたいな
かすかにマンゴーのようなフルーティさはありますが、甘みはほぼなくドライなテイストです
決して不味くはありませんが、オススメするほどおいしいわけでもなく、なんとも微妙なハイボールでした( ´ ▽ ` )
〈総評〉
乳製品のようなフレーバーが強めで、面白い味わいのウイスキーでした( ´ ▽ ` )
まあ、6,600円も出すほどおいしいかと言われると正直ちょっと微妙、、、
ですが、他にはない個性があるため飲んでいて楽しくはありますね
現在、スプリングバンクやキルケランなど他のキャンベルタウンモルトは入手困難な状況が続いております
ですので、手軽に試せるキャンベルタウンモルトという意味では購入の選択肢に入ってくるかもしれません
ただ、スコッチ全体で見た場合はやっぱり値段と味が見合ってないかなというのが正直な感想でした