今回は、長濱浪漫ビールのアマハガン エディション ピーテッドをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
スモーキーで、ハチミツのような甘みやグレープフルーツのような風味が特徴
オススメの飲み方はハイボール
クセが強く玄人向けで、初心者さんにはオススメしない
〈基本情報〉
商品名:アマハガン エディション ピーテッド
生産地:日本
種別:ブレンデッドモルト
度数:47%
価格:6,000円くらい
〈概要&テイスティング〉
アマハガンは、長濱浪漫ビールより発売されているブレンデッドモルトウイスキーです
(稀にブレンデッドで販売されることもあります)
海外モルト原酒を中心に長濱蒸溜所のモルト原酒もブレンドされており、風味を最大限生かせるようアルコール度数47%でボトリングされています
今回ご紹介するアマハガン エディション ピーテッドは、アマハガン定番品の中では最後発の商品で、2021年7月より販売されていますね
ピーテッドという名前の通り、海外産のピーティー(スモーキーとほぼ同義)なモルト原酒がブレンドされており、かなりスモーキーなウイスキーに仕上がっているようです
またブレンド後にバーボン樽での追加熟成を施すことで、華やかさも付与されているとのこと
これまで飲んだアマハガンの傾向としては、決して悪くはないけれど、値段の割に若さが目立つものが多い印象でした
ただスモーキーフレーバーは若い原酒のネガティヴなニュアンスを覆い隠す効果がありますので、今回はそういった印象は抱かないかも?
元々アイラ島のウイスキーなどスモーキーなものは大好きですので、期待大( ´ ▽ ` )
なおアマハガンという銘柄名は、長濱をローマ字にして逆から読ませたものです
「NAGAHAMA」→「AMAHAGAN」
〈ストレート〉
香り:
土っぽい・焚き火のようなスモーク、ヨード、ナッツ、バニラ、グレープフルーツ、ハチミツ
味:
アルコールのアタック、スモーク、ヨード、鉛筆の削りカス、ナッツ、ハチミツ、グレープフルーツ
ボディはライト〜ミディアムで、余韻はアルコールの刺激やスモーク、木屑のようなフレーバーが続く
スモーキーでパワフル、後を引く甘さのあるウイスキーです( ´ ▽ ` )
流石はピーテッドを名乗るだけあって、土っぽかったりヨード感があったりとアイラモルトを思わせるスモーキーさがしっかりと付与されています
味わいは、ハチミツのような甘みやグレープフルーツのようなフルーティさが主体ですね
終始アルコールのアタックを感じますが、熟成感もそれなりにあるため、短〜中熟まで幅広い酒齢の原酒が使われている印象です
バーボン樽での追加熟成で華やかさを出しているとのことでしたが、個人的にはちょっと甘さをしつこく感じてしまい、この追熟はいらなかったかなと
舌に残るねっとりとした甘みがあるため、飲み疲れてしまいました
アルコールの刺激が強く、あとを引く甘みもあるため、ストレートではちょっと飲みにくいかもしれませんね
〈ロック〉
グレープフルーツ、ハチミツ、ナッツ、スモーク、ヨード
ストレートよりもフルーティさが増しますね( ´ ▽ ` )
グレープフルーツのような柑橘系のフレーバーが前面に出てきます
相変わらずやや甘みが強いものの、ストレートのように甘ったるいというほどではありません
またアルコールの刺激も抑えられますので、ストレートよりだいぶ飲みやすくなりますね
ただ、個人的にはやっぱりまだまだ甘いかな( ´ ▽ ` )
〈ハイボール〉オススメ!
ナッツ、木材、グレープフルーツ、スモーク
スモーキーで、どっしりとした味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )
グレープフルーツのような柑橘系のさわやかもありますが、ローストナッツや樹液のような重いフレーバーも強めに感じますね
ですので、あまりぐびぐび飲むタイプのハイボールではないかなと
食中酒というよりは食後にじっくりと味わうのが良さそうなハイボールでした
〈総評〉
しっかりスモーキーで、甘さ強めのウイスキーでした( ´ ▽ ` )
スモーキーフレーバーはアイラ島のウイスキーを思わせる土っぽさやヨード感があり、期待通り
ボウモアよりは強めで、ラフロイグやアードベッグよりは弱いくらいの感じですかね
ただ、バーボン樽追熟の効果か舌に残るねっとりとした甘さが出ており、ここはもうちょっとプレーン寄りだと有り難かったかなと
どちらにしてもかなりクセが強いので、玄人向けで初心者さんにはオススメしません
またスモーキーなモルトウイスキーを飲みたい場合、6,000円あればラフロイグやアードベッグ、キルホーマンなどのアイラモルトに手が届いてしまうため、ちょっと購入の選択肢には入りにくいかもしれませんね
アマハガンならではの個性や特徴があれば他のウイスキーとの差別化もできたと思うのですが、特にそういった要素も見当たらず、、、
積極的にはオススメしにくいかなというのが正直な感想でした