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アマハガン エディション No.1【レビュー】

今回は、長濱浪漫ビールアマハガン エディションNo.1をレビューします!

ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪

このウイスキーを3行で!

レモンキャンディのような甘酸っぱさと、しっかりとした樽香が特徴

オススメの飲み方は、ストレートとハイボール


若いながらもバランスよくまとまっているが、気持ち割高な感はある

〈基本情報〉

商品名:アマハガン エディションNo.1

生産地:日本(長濱蒸溜所)

種別:ブレンデッドモルト

度数:47%

価格:5,000円くらい

〈概要&テイスティング〉

アマハガンは、長濱浪漫ビールより販売されている定番品のブレンデッドモルトシリーズです

長濱浪漫ビールさんは、滋賀県長浜市にあるレストラン併設のクラフトビール醸造所

1996年より近畿では3番目となるクラフトビールの製造を開始されました

私はあまりクラフトビールには明るくないのですが、人気の銘柄みたいですね( ´ ▽ ` )

そして、起業より20年経過した2016年

日本最小クラスの蒸溜所である長濱蒸溜所をクラフトビール醸造所に併設する形で設立されました

この蒸溜所ではとても珍しいアランビック型と呼ばれる小さな蒸留器を用いており、唯一無二の原酒を生み出すことができるのだそうです

現在、長濱蒸溜所からは定期的に数量限定でシングルモルトが販売されておりますが、、、

ジャパニーズウイスキーブームでまったく手に入らん( ´ ▽ ` )

ということで、今回は定番品で長濱蒸溜所モルトも一部使用されているアマハガンをご紹介します

アマハガンは、長濱蒸溜所がウイスキー造りの最も重要な過程である「ブレンド」を練習する目的で企画されたシリーズのようです

海外モルトを中心に長濱蒸溜所のモルト原酒もブレンドされており、風味を最大限生かせるようアルコール度数47%でボトリングされています

※基本的にアルコール度数高い方が、元々の原酒の味や風味がわかりやすいです

ちなみにですが、ウイスキーは樽出しそのままの状態ですとアルコール度数は50~60%くらいです

そのままボトリングすると、よほどのウイスキー好き以外には飲みにくい&価格が上がってしまうので、お水足して40%くらいに度数下げてるんですね

つまり、一般的なウイスキーはボトリングされた時点で水割り状態ということです

(さらに言うと、樽に詰める前も水足して度数下げているんですが、マニアック過ぎる話題なのでこの辺で)

まあ、40%でも十分アルコール度数高いですけどね( ´ ▽ ` )

脱線しましたが、今回ご紹介するのはエディションNo.1は一番最初にリリースされたアマハガンです

アマハガンはシリーズ化されており、他にも定番品のNo.2No.3桜カスクのほか、限定品など多くのエディションがリリースされています

なお、アマハガンという銘柄名は、長濱をローマ字にして逆から読ませたものです

「NAGAHAMA」→「AMAHAGAN」

〈ストレート〉オススメ!

アマハガン エディションNo.1

香り:
しっかりとした樽香、乳酸、レモンキャンディ、バタークッキー、カシューナッツ

味:
レモンキャンディ、ほのかにクッキー、樽由来の苦味と渋み、アルコール由来のピリピリ感
ボディはミディアム、余韻はレモンキャンディのような甘みと麦感、樽由来の苦味が続く

短〜中熟原酒がメインといった印象

多少若さが目立つものの、レモンキャンディのような甘酸っぱさが主体で飲みやすいウイスキーです( ´ ▽ ` )

香りから麦や樽の要素が強そうな印象を受けますが、味わい的にはそこまででもありませんね

乳酸っぽいテイストやアルコール由来のトゲトゲした感じなど、若い原酒の要素も多分にありますが、海外原酒とブレンドされることでうまく整えられている感じ

基本的には柑橘系でさわやか、飲み疲れない味わいです( ´ ▽ ` )

〈ロック〉

アマハガン エディションNo.1

食パン、乳酸、砂糖漬けのレモンピール、わずかに樽由来の苦味

ストレートより甘みが増すとともに、若い原酒由来の要素が目立つようになります

酵母っぽさとか、乳酸テイストとかね( ´ ▽ ` )

ややブレンドのバランスが崩れるような印象を受けますので、個人的にはストレートの方がオススメです

〈ハイボール〉オススメ!

アマハガン エディションNo.1

乳酸、レモンピール、ハチミツ、ハーブ、軽く乾いた木材の風味

レモンピールのようなビター感のある、クリアでさわやかなハイボールです( ´ ▽ ` )

柑橘系テイストで口がさっぱりするので、揚げ物なんかを合わせたいですね

夏場にぐびぐび飲みたくなるような、爽快感のある味わいでした

〈総評〉

やっぱり価格の割にちょっと若さが出てるかな、というのが正直な印象です( ´ ▽ ` )

若い原酒の要素をブレンドでうまく整えているなとは思うのですが、バランスは良いものの目立った個性がないため、これで5,000円はちょいと高いなと

もちろんクラフト蒸溜所は生産量が少ないため、どうしても大手蒸溜所の製品より価格が高くなってしまいます

それは、仕方のないことだとは思うのですが、、、

出来れば、もうひと捻り欲しかった( ´ ▽ ` )

ただ、エディションNo.2以降はワイン樽やミズナラ樽、桜樽など結構捻った後熟がされてますので、ベースとなるエディションNo.1はあえてプレーンに作られているのかも知れませんね

若いながらにバランスが良くてちゃんとおいしい!けどちょっと高い!

そんな感じでした( ´ ▽ ` )

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