サントリー

サントリー オールド【レビュー】

今回は、サントリーオールドをレビューします!

ストレート・ロック・ハイボール・バニラアイスかけで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪

〈このウイスキーを3行で!〉

レーズンやメープルシロップのような濃厚な甘みが特徴

オススメの飲み方(食べ方?)は、バニラアイスかけ

甘口で飲みやすい、日本人向けのウイスキーをお求めの方にオススメ

〈基本情報〉

商品名:サントリーオールド

生産地:日本(サントリー)

種別:ブレンデッド

度数:43%

価格:2,000円くらい

〈概要&テイスティング〉

サントリーオールドは、サントリーを代表するブレンデッドウイスキーの一つです

ダルマやタヌキなどの愛称で有名な銘柄ですね( ´ ▽ ` )

開発自体は1940年末に完了していたのですが、1941年より第二次世界大戦が始まったため、実際に販売が開始されたのは1950年からとなっています

戦後、日本は徐々に欧米化が進み、それに伴ってウイスキーを飲む文化も緩やかに浸透していきました

当初は3級ウイスキー等、低価格なものが重宝されていましたが、日本の経済復興・高度経済成長に伴って、次第に1~2級(のちの特級・1級)の高価なウイスキーも売れるようになっていきます

ただ、スコッチ等の輸入ウイスキーは関税のせいで非常に高価であったため、代替品といっては語弊がありますが、オールドが人気を集めるようになっていったそうです

サントリーの巧みな販促キャンペーンも功を奏し、1980年には年間1,240万ケースという異常と言っても差し支えない脅威的な売り上げを記録します

ただ、熟成に長い年数を要するウイスキーをそんなにどんどん量産できるわけがないだろうということで、何かズルをしていたのでは?という疑惑も残っているみたいですね

その辺の話は、元サントリーの社員さんが書かれた「ウイスキーボーイ」という小説にフィクションっぽく書かれていますので、ご興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?

当時はどうあれ、今は低価格・高品質なウイスキーのひとつとなっています

山崎のシェリー樽原酒をキーモルト(ブレンドの主軸となるモルト原酒)とし、まろやかで上品な味わいに仕上げているそうです

〈ストレート〉

サントリーオールド

香り:
しっかりとした樽香、メープルシロップ、バニラ、レーズン、スパイス、カシューナッツ

味:
メープルシロップ、バニラ、樽由来の苦味、レーズン、黒コショウのようなスパイス感
ボディはミディアム、余韻はメープルシロップのような甘みとスパイシーさが続く

樹液のような、濃厚でねっとりとした甘みが主体の味わいです

ジャパニーズらしい、しっかりとした樽感もあり、ほんのりビターでもあります

基本的に、甘口のウイスキーは飲みやすい印象があるのですが、このオールドに関しては、舌に絡みつくような甘さで、逆にちょっと飲みにくいですね( ´ ▽ ` )

ストレートに限って言えば、好き嫌いが分かれそうな味わいだと思います

ただ、ちょっとお水足して薄めてあげると、結構飲みやすくなりますので、もしかしたら、水割り前提で濃いめに作られているのかも知れませんね( ´ ▽ ` )

〈ロック〉

サントリーオールド

メープルシロップ、レーズン、バニラ、少し樽由来の苦味

ストレートでは強すぎた甘みが緩和されて、かなり飲みやすくなります

ビター感も同時に薄まりますので、苦いの苦手な方にもロックがオススメです

ただ、個人的には依然甘すぎな感はありますが、、、( ´ ▽ ` )

やはり、結構しっかり薄まることが前提の味わいな気がりますね

〈ハイボール〉

サントリーオールド

レーズン、メープルシロップ、バニラ、乾いた木材の風味

甘口で、華やかな味わいのハイボールです( ´ ▽ ` )

口に入れた瞬間に一瞬レーズンを感じますが、そのあとは一気にメープルシロップの甘みとバニラの風味が広がります

そして、最後は乾いた木材のドライな風味に変化

キレは良いのですが、なにぶん甘口なので食中酒向きではありませんね

ドライフルーツやナッツなどをつまみながら、食後にまったり頂きたいような味わいです

あとは、ハンバーガーやピザみたいなジャンクフードなら結構合いそう

ハンバーガーにコーラを合わせる感覚に近いですね( ´ ▽ ` )

〈バニラアイス〉オススメ!

これは、うまい( ´ ▽ ` )

元々レーズンっぽいウイスキーがバニラアイスと合わさることでとても良いデザートに

印象としてはレーズンバターサンドみたいな感じ

少し樽の苦味があって、それがまた良いアクセントになってます

〈総評〉

個人的には、アイスにかけるのが一番美味しい飲み方?でした( ´ ▽ ` )

やはり水割り前提なのか、ストレートやロックなど濃いめの状態でいただくと、甘みが強すぎます

ですので、飲み方は昔ながらの水割りやハイボールが良さそうです

今のサントリーウイスキーの中では、そこまで高級品というわけではありませんが、2,000円台ウイスキーの中では中々クオリティの高い逸品です( ´ ▽ ` )

リザーブローヤルと共に、なかなか手に入らない山崎白州の代替品として活躍してくれそうな銘柄でした