今回は、アイラモルトのブルックラディ ザ・クラシック・ラディをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
アイラモルトでは珍しく、ノンピート麦芽を使用
オススメの飲み方は、ストレート、ロック、ハイボール
白ワインのようなフレーバーで、ワイン好きにもオススメしたいウイスキー
〈基本情報〉
商品名:ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ
生産地:スコットランド(アイラ)
種別:シングルモルト
度数:50%
価格:5,500円くらい
〈概要&テイスティング〉
ブルックラディ蒸溜所は、スコットランドのアイラ島に位置しています
創業は1881年ですが、1990年代に一度閉鎖されてしまいます
その後、2001年に、元ボウモア蒸溜所所属で、スコッチ界のレジェンドと言われるジム・マッキュワンさんの手によって再建されました
現在は、ピート(泥炭:スモーキーフレーバーの元)の焚き具合が異なる3種類の銘柄を製造しています
ブルックラディ:
ノンピート/ライトピート(煙くない)
ポートシャーロット:
ヘビーピート(すごく煙い)
オクトモア:
スーパーヘビーピート(すさまじく煙い)
無濾過・無着色を信条としており、蒸留からボトリングまで、すべてアイラ島内で行っているのも特徴です
また、原料の麦芽もスコットランド産にこだわっており、アイラ島産麦芽100%のウイスキーなどもリリースしています
※製麦業者が取り扱う麦芽は、イングランド産やアイルランド産のものも多いです
加えて、アイラ島ではここ100年ほどウイスキー用麦芽の栽培は行われておりませんでしたが、ブルックラディ蒸溜所が農家と契約し復活させたとのこと
革新的な取り組みですね、すてき( ´ ▽ ` )
なお、ブルックラディとはゲール語で「海辺の丘の斜面」という意味です
今回ご紹介するブルックラディ ザ・クラシック・ラディは、アメリカンホワイトオーク樽(たぶんバーボン樽)で熟成した原酒をブレンドし、無濾過・無着色・アルコール度数50%で瓶詰めしているそうです
〈ストレート〉オススメ!
香り:
洋梨、シトラス、白ブドウ、トースト、ミルクチョコレート、白コショウ
味:
熟した洋梨、シトラス、トースト、白コショウ、アルコールのアタック
ボディはミディアムだが、アルコール度数が高いのでパワフルかつ粘性が高い
余韻は白こしょうのようなピリっとしたスパイシーさが続く
フローラルでフルーティ、甘口白ワインのような味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
あまりにワインっぽいので、熟成にワイン樽を使ったのかとも思いましたが
調べたところ、アメリカンホワイトオークの古樽と新樽で熟成とのことで、ワイン樽は使ってないっぽいですね
※ワイン樽はフレンチオーク製
おそらく、熟した洋梨のようなテイストが甘口白ワインを連想させているのかと
洋梨風味のウイスキーは他にもありますが、ここまで全力で洋梨してる子も珍しいですね
かなり甘口のデザート系ウイスキーですので、食後にまったりいただきたいです( ´ ▽ ` )
〈ロック〉オススメ!
白ブドウ、洋梨、わずかにシトラスとスパイス
ストレートよりもさらに甘みが増すと共に、白ワインっぽさも強くなります
かなり甘口ではあるものの、クドさを感じさせず、本当に白ワイン感覚でスイスイ飲めてしまいます
後味さっぱりなのが勝因ですね( ´ ▽ ` )
いつまでも口に甘みが残るタイプだと、1〜2口でもういいやってなってしまいますからね
〈ハイボール〉オススメ!
バニラ、白ブドウ、乾いた木材の風味、白こしょう
相変わらず、白ワインっぽいフレーバーが主張してきますね
フルーティでほんのり甘口、それでいてフィニッシュはスパイシーなハイボールです( ´ ▽ ` )
それなりに甘みがありますので、食後酒向きですね
ナッツやドライフルーツ、ホワイトチョコレートなんかが合いそうです
〈総評〉
甘口白ワインのようなフレーバーと、スパイシーな余韻が特徴のウイスキーでした( ´ ▽ ` )
ノンピートなので、アイラっぽさは、ほぼないですね
純粋においしいデザートウイスキーって感じ
ウイスキー好きだけでなく、ワイン好きにもオススメしたいウイスキーです
なお、ブルックラディが時々アイラモルトの入門品として紹介されているを目にしますが
あまりにもアイラっぽさがないので、個人的には入門にならないのではないかなーと
アイラモルトの入門って、要はあの薬品っぽいスモーキーフレーバーに慣れるための第一ステップのことだと思うのですが
ノンピートで薬品感まったくないですからね、ブルックラディは
ですので、アイラモルトの入門品をお求めの方は、ボウモアなど、比較的薬品感がキツくないが、全くないわけでもないアイラモルトをオススメします