今回は、ニッカ セッションをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
フルーティで、やや人工甘味料のような甘味が特徴
オススメの飲み方は、ストレートとハイボール
よくできたピュアモルトだが、多少割高感もある
〈基本情報〉
商品名:ニッカ セッション
生産地:日本
種別:ピュアモルト(ブレンデッドモルト)
度数:43%
価格:4,000円くらい
〈概要&テイスティング〉
ニッカ セッションは、2020年9月に販売開始となったニッカウヰスキーの新商品です
2014年に発売されたザ・ニッカ以来6年ぶりの新ブランドということで、発売前から非常に注目を集めておりました
この銘柄はグレーン原酒は使用せず、モルト原酒のみをブレンドしたピュアモルト(ブレンデッドモルト)ウイスキーとなっています
コンセプトは音楽、スコッチとジャパニーズのセッション
誰でも気負いなく楽しめる、おいしいウイスキーを目指して開発したそうです
同じくニッカからは竹鶴ピュアモルトが販売されておりますが、下記の通りブレンドされている原酒に違いがあります
竹鶴の使用原酒:
余市、宮城峡
セッションの使用原酒:
余市、宮城峡、ベンネヴィス、その他のスコッチモルト
※余市・宮城峡はニッカが国内に、ベンネヴィスはニッカが海外に所有する蒸溜所です
公式では、セッション:ソーダ=1:3で割る「セッション・ソーダ」がオススメの飲み方として紹介されています
新鮮な青魚や山菜のてんぷら、生ハムなんかと合うらしいですよ?
〈ストレート〉オススメ!
香り:
軽く石炭のようなスモーキーフレーバー、パンケーキ、白い花、洋梨、ライチ
味:
レモン、ハチミツ、リンゴ、ほんのりパンケーキ、乾いた木材の風味、軽くスモーク
ボディはミディアム、余韻で人工甘味料のような甘みが口に残る
甘口でフルーティー、グレーン原酒不使用ながら飲みやすいウイスキーです( ´ ▽ ` )
基本はベンネヴィス味ですね、フルーティで人工甘味料のような甘みが目立ちます
中盤でほんのり宮城峡、余韻でわずかに余市のニュアンスを感じますが、それぞれの原酒使用量は結構少ないのではないかなと
熟成感としては若くはないが長熟でもない、8~10年くらいの原酒かな?
〈ロック〉
乳酸、パンケーキ、ほんのりレモンとハチミツ
ストレートより軽くなって、クリアな飲み口に変化します
ただ、ちょっと味がボケてしまうので、わたしはストレートが好みです( ´ ▽ ` )
〈ハイボール〉オススメ!
バニラ、洋梨、白桃、わずかに石炭のようなスモーキーフレーバー
フルーティで甘口なハイボールです( ´ ▽ ` )
単体でも楽しめますし、食事との相性もバッチリ!
けっこう甘いので、さすがに新鮮な青魚は合わないのでは?と思ったのですが、、、
お寿司と合わせても特に違和感なく、びっくり( ´ ▽ ` )
〈総評〉
飲みやすい、よくできたピュアモルトでした( ´ ▽ ` )
余市・宮城峡の要素は軽く拾える程度なので、ニッカ謹製ピュアモルトスコッチって感じかな?
特に個性全開の余市と違い、宮城峡は元々スコッチっぽい味わいなので、けっこう注意深くテイスティングしないと要素を拾うのは難しいですね
ま、うまかったらええねん( ´ ▽ ` )
ストレートやロックも良いですが、メーカー一押しのセッション・ソーダ(ハイボール)がさわやかでフルーティ、どんな食事とも合わせられるので本当にオススメです!
それでちょっとネガティヴなお話をしますと、値段設定がなんとも微妙
4,000円程ということで、スコッチであれば普通に12年物のブレンデッドやシングルモルトが購入可能なお値段です
同じカテゴリー(ピュアモルト)のジョニーウォーカーグリーンラベル15年も、4,500円くらいで買えますしね
日本製ウイスキーがちょっとお高めなことを考慮しても、あと数百円足せばシングルモルト余市や宮城峡、山崎および白州が購入可能という
※余市、宮城峡、山崎、白州がプレミアム価格でない場合
ディスカウントされて3,500円くらいになっていれば購入の選択肢に入ります
しかし、メーカー希望小売価格の4,000円程だと、同価格帯のウイスキーが強すぎて厳しいかなというのが正直な感想です
わたし個人の基準で言えば4,000円出すなら別のウイスキーをオススメしますが、ニッカの新商品に興味津々!という方は一度飲んでみても良いかと
割高だなーってだけで、おいしいはおいしいですからね( ´ ▽ ` )