今回は、初心者さんにオススメしたい、ウイスキー入門にピッタリのブレンデッドウイスキー5選をご紹介します!
1.スーパーニッカ
2.サントリーリザーブ
3.シーバスリーガル12年
4.バランタイン12年
5.ジョニーウォーカーブラックラベル12年
それでは、なぜ初心者さんにはブレンデッドウイスキーがオススメなのか、どうしてこの銘柄を選んだのか
お話させていただきますね( ´ ▽ ` )
〈なぜ、初心者さんにはブレンデッドウイスキーがオススメなの?〉
結論:飲みやすいからです( ´ ▽ ` )
ウイスキーは、原料や製法によって、大きくモルトウイスキーとグレーンウイスキーに大別することができます
・モルトウイスキー
大麦麦芽(モルト)のみを原料とし、単式蒸留器で製造したウイスキーのこと
クセがあり個性的な味わいのため「ラウド(うるさい)スピリッツ」と呼ばれる
・グレーンウイスキー
とうもろこしや小麦、ライ麦などの穀物が主原料で、連続式蒸留器で製造されたウイスキーのこと
クセが少なく個性に乏しいため「サイレント(静かな)スピリッツ」と呼ばれる
そして、1つの蒸溜所のモルトウイスキーのみを瓶詰めしたものをシングルモルトウイスキー
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして瓶詰めしたものをブレンデッドウイスキーといいます
・シングルモルトウイスキー
単一蒸溜所で作られたモルトウイスキーのみを瓶詰めしたもの
・ブレンデッドウイスキー
複数蒸溜所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、瓶詰めしたもの
シングルモルトでは山崎や余市、ブレンデッドでは響や角、ブラックニッカなどが有名ですね
ではなぜ、シングルモルトではなく、ブレンデッドをオススメするのか?
最初に書きました通り、ブレンデッドの方はシングルモルトよりも圧倒的に飲みやすいからです
シングルモルトウイスキーは、クセが強く個性的な味わいのものが多いため、初心者さんでは飲みにくいと感じる可能性が高いです
対して、ブレンデッドウイスキーは、個性的なモルトウイスキーと個性の少ないグレーンウイスキーをブレンドして、誰でも飲み易いように調整されています
故に、最初期に飲むのであれば、断然ブレンデッドウイスキーがオススメです( ´ ▽ ` )
最近はウイスキーブームでシングルモルトが取り上げられる機会も増え、あたかもシングルモルトの方がブレンデッドより優れているかのような印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが
世界で流通しているウイスキーの約9割はブレンデッドウイスキーです
シングルモルトは、流通量全体の1〜2割程度、つまりウイスキーマニア向けの商品ということになります
ウイスキー沼にハマっていくと、徐々にブレンデッドでは物足りなくなり、クセが強いモルトウイスキーに傾倒していくというのはあるあるですが
今、この記事を読んでくださっているあなたは初心者さんだと思いますので、まずはブレンデッドウイスキーから飲んでみてくださいませ( ´ ▽ ` )
〈今回ご紹介するウイスキーの選考基準は?〉
1.安過ぎず、高過ぎず、味と値段のバランスが良いものであること
2.ハイボールやロックで飲んだときにおいしいものであること
3.入手難易度が低く、スーパー等で容易に購入可能なものであること
です( ´ ▽ ` )
1. 安過ぎず、高過ぎず、味と値段のバランスが良いものであること
初心者さんあるある、というか私や友人の体験談でもありますが
「何が良いのかわからないし、初めてだから、とりあえず安いやつ買っとくか!」
って発想でトリスやブラックニッカクリア買っちゃうやつ
ダメ、ゼッタイ( ´ ▽ ` )
誤解がないように捕捉しておきますと、決してトリスやブラックニッカをディスっているわけではございません
あの価格であの味を出せるのは、企業努力の賜物だと思います
ただ、あの価格であの味ならアリ!とか判断可能になるのは、ある程度飲み慣れてからです
初手低価格ウイスキーは、ウイスキー嫌いになってしまう危険性大です
実際、わたしは20歳なりたてくらいのときに、ブラックニッカクリアのポケット瓶を購入しました
なんか、ウイスキーのポケット瓶をおもむろに取り出して飲むのカッケーって思ってたんですよね
んで、ストレートで一口飲んで、物の見事ウイスキー嫌いになり、、、
2014年に、NHK連続テレビ小説の「マッサン」見るまで、ずいぶん長いことウイスキーから離れることになりました
あのとき飲んだのがブラックニッカクリアではなく、スーパーニッカであったなら、今頃は自宅に大量の余市20年(終売)や宮城峡15年(終売)が転がっていたはず、、、
はい、脱線しましたが
そんなわけで、ウイスキー飲み始めの時期は2,000円未満のウイスキーは避けた方が無難です
2,000円未満だと、『「この値段にしては」うまい!』みたいな銘柄がメインなので
値段勘定に入れず、純粋にうまいウイスキーが出てくるのは2,000円以上のものとなります
ただ、そうはいっても最初からあまり高いものをオススメするのもどうかと思いますので
今回は、2,000~3,000円の範囲でおいしいウイスキーをご紹介させて頂きますね
2. ハイボールやロックで飲んだときにおいしいものであること
はい、今回ご紹介するウイスキーですが
まずはハイボールで飲んでみてください( ´ ▽ ` )
、、、はい、今ウイスキーラバーのみなさんに囲まれてますね、わたし
「なぜストレートを薦めないのか?ウイスキーの香りと味が最も堪能できるのはストレートだろう?」と
それに関しましては、わたくしも完全に同意でございます
わたしも普段はストレートか、ストレートに水を1〜2滴垂らしていただいてますからね、ウイスキー
ただ、やっぱり初手ストレートはきついんですよ( ´ ▽ ` )
日本って元々高温多湿でハードリカー(度数の高いお酒)飲む文化じゃないので、飲み慣れていないんですよ
それなのに、初心者さんにストレートをオススメしてしまっては、ウイスキー嫌いになってしまう可能性があると思うんですね
というわけで、度数が下がって飲みやすく、居酒屋メニューなどで馴染みもあるであろうハイボールをオススメするわけです
なお、居酒屋ハイボールと今回ご紹介するウイスキーで作るハイボールは全くの別物です
なにせ居酒屋ハイボールのほとんどは、最も安価なウイスキーを割材に使ってますからね
居酒屋ハイボールしか飲んだことのない方は、あまりの違いにビックリすること間違いなし
めちゃんこ飲み易くておいしいですぜ( ´ ▽ ` )
そして、ハイボールが気に入ったら、徐々にロックやストレートなど、度数の高い飲み方にもチャレンジしてみましょう
今回ご紹介するウイスキーは、ロックやストレートでもちゃんとおいしいやつですのでご安心くださいまし
ただ、やっぱりウイスキーは自分の好きな飲み方で飲むのが一番ですので、無理にチャレンジする必要もありませんけどね
3. 入手難易度が低く、スーパー等で容易に購入可能なものであること
これは言うまでもありませんね
せっかくご紹介しても、手に入らないのであれば本末転倒ですからね( ´ ▽ ` )
スーパーやネット通販で簡単に購入できるものをご紹介しております
〈オススメブレンデッドウイスキー5選〉
さて、前置きが長くなりましたが、ここからオススメウイスキーをご紹介していきます
1. スーパーニッカ
まずはこちら、ニッカウヰスキーのスーパーニッカです!
ニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝さんが、亡くなった奥さんを追悼するために開発した、歴史ある銘柄となっています
とてもマイルドで、バニラやハチミツを思わせる香りと味わいが特徴です
ハイボールにすると、バニラや麦チョコのような甘みと軽いスモーキーフレーバーが口いっぱいに広がります
元々水割りにして食事中に飲むことを想定しているウイスキーですので、ハイボールも食中酒にピッタリの優しい味わいとなります
まさに日本人向けのマイルドな味わいで、飲みやすくオススメですよ
2. サントリーリザーブ
続きまして、サントリーのリザーブです!
森のウイスキーと形容される白州をベースとしたブレンデッドウイスキーで、木材やバニラのような風味とプラムのような甘酸っぱさが特徴となっています
ハイボールにすると、バニラやすだちのような風味のする、スッキリさわやかな味わいとなります
純粋にさっぱりしていて飲みやすいのでオススメですし、
現在入手困難な大人気銘柄、シングルモルト白州の味を気軽に味わえるという点でもオススメの1本です
なお、同価格帯にサントリーオールドもラインナップされておりますが、、、
オールドは甘みが強く、初心者さんにはクドいかなと思いましたので、今回はリザーブをオススメさせて頂きました
3. シーバスリーガル12年
3本目は、ブレンデッドスコッチのシーバスリーガル12年です!
ハチミツや青リンゴ、麦チョコのような甘みがありますが、先にご紹介した日本のウイスキーよりは甘さ控えめです
ハイボールにすると、青リンゴのような酸味と甘みがあり、バニラや乾いた木材の風味もする、クリアでさっぱりとした味わいとなります
酸味があるので、揚げ物などに合わせてあげれば、口の中をスッキリさせてくれますよ!
なお、もう少しお金を上乗せすれば、日本限定販売のシーバスリーガルミズナラ12年も購入可能です
通常のシーバスリーガル12年との味の違いは、より甘く、よりスパイシーな余韻があるところです
正直、そこまで大きくは違いませんが、今大人気のミズナラ樽熟成原酒が使用されておりますので、興味がある方はこちらもチェックしてみてください
4. バランタイン12年
4本目もブレンデッドスコッチで、バランタイン12年です!
本日ご紹介するウイスキーの中では、最もドライで甘さ控えめな1本
甘いお酒はあまり得意じゃないな、、、という方には特にオススメです
スコッチウイスキーの中でも、世界第2位の売り上げを誇っています
ハイボールにすると、少し雑味はあるものの、基本的には青リンゴ系の味わいでさっぱりしていて飲みやすいです
え?さっきからさっぱりしか言わねぇなって?
それは、そういう味のウイスキーばかり選んでご紹介しているからです
初心者さんにはバランスが良く飲みやすいウイスキーをオススメしたいので、必然的にさっぱりへ行きついているということでございます
5. ジョニーウォーカーブラックラベル12年
最後にご紹介するウイスキーもブレンデッドスコッチで、言わずと知れたジョニーウォーカーブラックラベル12年です!
こちらは、高度経済成長期にサラリーマンの憧れの的だった銘柄となっています
スコッチウイスキーの中でも、売り上げ堂々の世界第1位、流石ですね
本日ご紹介するウイスキーの中では、最もスモーキーな逸品です
そのため、好き嫌いが別れる銘柄ということで、最後に持ってきました
ハイボールにしてもやっぱりスモーキー、そして麦やリンゴのような甘みがしっかりとします
ウイスキーのスモーキーな風味がお好きな方には、特にオススメなウイスキーです
逆にスモーキーフレーバーが苦手な方は、これ以外の4銘柄にチャレンジしてみることをオススメします
〈おわりに〉
いかがだったでしょうか?
ウイスキー好きの方からすれば、面白みのないラインナップだったかも知れません
しかし、これからウイスキーを飲み始められる方には心からオススメできる鉄板銘柄をご紹介させていただきました
まずはこの辺りのウイスキーから始めていただき、そこからさらにスモーキーなもの
ドライなもの、濃厚なもの、長熟もの、シングルモルトなど色々試して頂ければと
他にもいろいろオススメウイスキーのまとめ記事を書いていきますので、家飲みのご参考にして頂ければ幸いでございます( ´ ▽ ` )