今回は、キャンベルタウンモルトのグレンスコシア キャンベルタウンハーバーをレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
焚き火のようなスモーキーフレーバーと塩見、柑橘系フレーバーが特徴
オススメの飲み方は、ハイボール
ドライで単調な味わいであるため、ストレートやロックは不向きか
〈基本情報〉
商品名:グレンスコシア キャンベルタウンハーバー
生産地:スコットランド(キャンベルタウン)
種別:シングルモルト
度数:40%
価格:4,100円くらい
〈概要&テイスティング〉
グレンスコシア蒸溜所は、スコットランドのキャンベルタウンに位置しています
創業は1832年ですが、1930年代に一度閉鎖されています
そして、閉鎖時には当時のオーナーさんが身投げをし、今でもその方が蒸溜所内を徘徊されているのだとか、、、
素直に恐ろしい、そして悲しい( ´ ▽ ` )
その後、1980年代に操業を再開しますが、再び閉鎖
近年再び操業を再開し、今回ご紹介するキャンベルタウンハーバーをはじめとした、いくつかの定番品を販売しています
現在、キャンベルタウンにはスプリングバンク、グレンガイル、グレンスコシアの3蒸溜所しか残っていないため、自然と注目度も高まりそうなものなのですが、いまいちパッとしないという
まあ、供給が安定していなかったのが足を引っ張っているのかも知れませんね
今回ご紹介するグレンスコシア キャンベルタウンハーバーは、1stフィルのバーボン樽で熟成した原酒のみをブレンドし、瓶詰めしているそうです
ちょこちょこ、ハイボールで飲むのにオススメの銘柄として紹介されているのを目にしますが、ストレートとロックではどうでしょうね?( ´ ▽ ` )
〈ストレート〉

香り:
オレンジ、ハーブ、わずかにカシューナッツと出汁っぽさ、しっかりとした焚き火のようなスモーキーフレーバー、潮の香り
味:
オレンジ、薄いハチミツ、スモーク、ほのかな塩味、アルコール由来のピリピリ感
ボディはミディアム、余韻はアルコール由来のピリピリ感と軽い塩味が続く
キャンベルタウンモルトらしい潮っぽさがある、スモーキーでドライな味わいのウイスキーです( ´ ▽ ` )
若い原酒が多く使われているのか、けっこうアルコール由来のピリピリ感が強いですね
そして、口当たりが硬く、平坦というか単調な味わいで、甘さもかなり控えめです
んー、不味いわけではないのですが、多層性に乏しいため、飲んでも楽しくないなぁ
残念ながら、ストレートは私の口にはあいませんでした( ´ ▽ ` )
〈ロック〉

オレンジ、ハチミツ、ほのかにクリーム、軽い塩味、スパイス、スモーク
ストレートよりハチミツのような甘みが増し、少しクリーミィになります
相変わらず単調で、飲みごたえとしては微妙ですが
ストレートよりも口当たりが軽くなりますので、多少飲み易くはなります
ただ、あんまりオススメという感じではないかな( ´ ▽ ` )
〈ハイボール〉オススメ!

軽くスモーク、オレンジ、かすかに潮の香りと風味
柑橘系でドライ、ほのかに塩味も感じられる、さわやかなハイボールです( ´ ▽ ` )
系統としては、タリスカーで作ったハイボールに少し近いかな?
焚き火のようなスモーキーフレーバーと塩味が良いアクセントになっています
煙いので繊細な味わいの料理には合いませんが、ベーコンやソーセージなどの加工肉とは相性抜群です
暑い季節、庭でBBQでもしながら飲むのにもってこいですね
まあ、我が家は庭ないんですけどね( ´ ▽ ` )
〈総評〉
前評判通り、ハイボールがおいしいシングルモルトでした( ´ ▽ ` )
ストレートやロックですと、複雑さや多層性に乏しく、単調な味わい
加えて口当たりも硬く、ドライでやや飲みにくい印象です
しかしながら、ハイボールにすると、スモーキーでさわやかな柑橘系フレーバーもあり、暑い季節にぐびぐび飲みたくなるような味わいに変化します
ウイスキー特有のスモーキーフレーバーが苦手な方にはオススメしにくいですが
タリスカーやボウモアのハイボールが好きだ!という方にはオススメ( ´ ▽ ` )
ただ、タリスカーやボウモアがグレンスコシアと同価格ながら、ストレートやロックでもおいしいことを考えると、、、
やっぱりちょっとオススメはし難いかな、というのが正直な感想でした( ´ ▽ ` )