今回は、スペイサイドモルトのタムデュー12年をレビューします!
ストレート・ロック・ハイボールで評価しますので、家飲みの参考にしてくださいね♪
メープルシロップやレーズンのような甘み、カカオのようなコクが特徴
オススメの飲み方は、ストレートとハイボール
なめらかな口当たりでスイスイ飲める、初心者さんにもオススメのシングルモルト
〈基本情報〉
商品名:タムデュー12年
生産地:スコットランド(スペイサイド)
種別:シングルモルト
度数:43%
価格:6,000円前後
〈概要&テイスティング〉
タムデュー蒸溜所は、スコットランドのスペイサイドに位置しています
創業は1897年ですが、1911年には経営難に陥り、閉鎖されています
その後、1950年に当時のオーナーによって蒸溜所の建て替えが行われ、操業が再開されました
2010年には再び閉鎖されてしまいましたが、経営者変更を経て、蒸溜を再開しています
ブレンデッドスコッチのカティサークやフェイマスグラウスの構成原酒としても知られ、高品質なシェリー樽を用いたリッチな味わいが特徴なのだそうです
なお、タムデューとはゲール語で「黒い丘」という意味です
今回ご紹介するタムデュー12年は、原酒をすべてシェリー樽(1stフィル&2ndフィル)で熟成してブレンドし、瓶詰めしています
また、シェリー樽もアメリカンホワイトオーク製とヨーロピアンオーク製の2タイプを用いており、味わいに多層性を持たせているようですね
〈ストレート〉オススメ!
香り:
レーズン、クランベリー、生木、メープルシロップ、クリーム、紅茶、シナモン、スパイス
味:
メープルシロップ、レーズン、カカオ、クリーム、シナモン、スパイス、わずかに硫黄
重めのミディアムボディで、余韻はクリーミィかつほのかにスパイシー
甘口でスムース、華やかで飲みやすいウイスキーです( ´ ▽ ` )
口当たりがとてもなめらかなため、ストレートでもスイスイ飲めてしまいます
シェリー樽由来のベリーやレーズン、カカオのフレーバーもしっかりと出ており、飲みごたえも抜群です
また、2ndフィルのシェリー樽熟成原酒も使われているため、シェリー感も強過ぎず弱過ぎず
バランスが良く、飲み疲れない味わいとなっています
余韻でわずかに硫黄のニュアンスもありますが、まったく気にならないレベル
初心者さんにもオススメな銘柄ですが、ちょっとお高いのがね
まあ、すべてシェリー樽熟成原酒で構成されているので、その辺はしゃーなしで
〈ロック〉
カカオ、メープルシロップ、ブドウ、スパイス
ストレートよりカカオのようなコクが増し、甘さは控えめになります( ´ ▽ ` )
ストレートは、メープルシロップやドライフルーツのような甘みが主体でしたが
ロックだとカカオ感が増して、ダークチョコレートみたいな味わいになりますね
甘さ控えめなお酒やダークチョコレートがお好きな方が、ロックがオススメです
わたしは甘党なので、もっぱらストレートで頂いております( ´ ▽ ` )
〈ハイボール〉オススメ!
軽い樽由来の苦味、メープルシロップ、ブドウ、カカオ
カカオのようなビターなコクに、メープルシロップやブドウの甘みが加わった、味わい深いハイボールです( ´ ▽ ` )
リッチでしっかりした味わいであるため、食中酒には向きませんね
このハイボール単体でいただくか、添えるならナッツやダークチョコレートで
食後にゆったり飲みたい、そんな1杯でした( ´ ▽ ` )
〈総評〉
シェリー樽の影響をしっかりと受けた、リッチで華やかなウイスキーでした( ´ ▽ ` )
他に12年物のシングルモルトですと、マッカランやグレンファークラス、グレンドロナックにグレンアラヒーなんかもしっかりシェリー系なのですが
上記銘柄は、どちらかと言えば酒質がどっしりしており、ちょっと飲むのに気合が必要な印象
対して、タムデューはなめらかで軽い口当たりであるため、肩肘貼らず気軽に飲めるのが良いですね
また、シェリー感もうるさ過ぎず足らなさ過ぎずで、本当にバランスの良い逸品です
6,000円台ということで、12年物の中では比較的お高めなウイスキーではございますが
大変飲みやすくおいしいので、ウイスキー初心者さんにも是非一度お試し頂きたいですね( ´ ▽ ` )